きりぎりすくん

2008年11月14日 読書
きりぎりすくん
きりぎりすくん

アーノルド・ローベル作

三木 卓 訳



この時期になるとアリとキリギリスのお話を思い出します。

アリとキリギリスのお話は国によって違うらしいです。

日本では、寒くなる前にコツコツと働いて冬の準備をしていたアリが、何もせず遊び呆けていたキリギリスを見捨てることなく、労わるという美談が一般的です。
他の国では、死にかけているキリギリスをアリが食べたり、弱っているキリギリスにアリが散々嫌味を言う等。色々なパターンがあるらしいです。


一方こちらの「きりぎりすくん」のお話はといいますと、Mr.マイペース、ゴーイング・マイウエイ、北斗の拳に例えるなら、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!聖帝サウザー様的(ちょっと天然)な、キリギリスのお話です。
とにかく、我が道をどんどん進む進む。

この本で一番好きなのは2ページの三木卓さんのあとがきです。
どんな人も旅の途中です。
朝になればまた出発!



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