写真展の帰りに、友人親子と食事をして帰ってきました。

4月から中学に入学する友人の娘さんから、携帯電話が欲しいと相談を受けたのでした。

「携帯電話は、いつから持ってるの?」と聞かれ、返事に戸惑ってしまいました。

「うーん。私が中学・高校生くらいの昔はね、携帯電話は気軽に持てるようなものでなくて、やっと大学の時にポケットベルっていうのを持ったんだよー。」

当時の携帯電話は、馬場のリングシューズ並みにでっかかったんだよー。
とは言いませんでしたが(・_・;)

そしてポケベルの話になった訳ですが、知らない世代にとっては、想像もできないものなんですよね。

「それは、話せるの?」と聞かれ。
「話せないよー。ベルが入ったら公衆電話か自宅電話から相手に連絡とるんだよー。」と私。

「初期のモノは番号しか入らないんだけど、文字も入るようになって、でも今の携帯メールみたいに便利なものじゃなくてね。入力も『あ』と打つのに11と押して・・・」説明しているうちに、おかしくなって笑えてきました。

あんな面倒な事を、よくやっていたなぁと。

そして、今は本当に便利な世の中になったなぁと。

今日は、写真展で昭和21年~昭和25年に撮影された印象深い写真を見てきたという事もありまして、ちょうど私の両親が昭和22年と23年生まれなんです。

写真展の写真は、東京ではありましたが、小学校3~4年生の戦災孤児が、たばこを吸っていたり、同じく戦災孤児が芸をして物乞いをしているものであったり。
私の両親が生まれた頃は、まだこんな感じの世の中だったんだなぁと、時代を重ね合わせて見ていました。

約60年ほどで、こんなに時代が変わってしまうのだから、いずれは携帯も皮膚に埋め込める時代が来るかもね~。と最後は、笑い話に終わりました。

最近は携帯を持つ子供もかなり増えていますし、便利な事もあり、一概に携帯を持つことが良い悪いとは、言えないですが、親としては心配な面もある一方で携帯が欲しい子供の気持ちもとってもよくわかります。

これから先、友達の家に電話をかけて相手の家族と話してから繋いでもらう、あのドキドキ感もいずれは、最初から知らないものになってしまうのかと思うと少し寂しい気持ちでもあります。

時代の流れの速さを、しみじみ感じた一日でした。



ら・ら・ら 大黒摩季
http://www.youtube.com/watch?v=7HLywAy4Kqo

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