ディスカスの飼い方 大崎 善生
大崎 善生さんの作品を読むのは、これで3作目です。
一番はじめに読んだ「パイロットフィッシュ」が良かったので、続いて「アジアンタムブルー」を読みました。
ですが、「アジアンタムブルー」はアクアにシャガール等、私の好きな要素はたくさん出てきたものの、私にはとにかくナイーブでロマンチックすぎてシラケてしまいました。ですので感想もなかなか書く気になりませんでした。
結局書きませんでしたが。
この「ディスカスの飼い方」も読もうかやめておこうか迷ったのですが、読み出したら面白くていっきに読めてしまいました。
こちらもナイーブな男性が主人公の作品なのですが、ディスカスの飼育メインで恋愛がちりばめられたお話です。
読んだ3作品の中では、この作品が一番面白かったです。
ディスカス好きのモテ系水槽男子?それともディスカスき○がいの妄想男子ともとれる主人公のギリギリの感じが良かったです。
ブラインシュリンプも孵化させたことのないような私ですが、ペーハーがどうのこうのだとか、バクテリアがどうだとかいうことも楽しみながら読むことができました。
特に興味深かったのは、水中探検家のハイコ・ブレハのお話です。
少しネタバレいなってしまいますが、ハイコ・ブレハの足の件は私が書くとこうなります。
足に寄生虫あがってきたから火であぶって、それでもまだダメなので大鎌で足バーン、火の中ドーン!
ごっつええ感じの放送禁止になったコントのように、私の頭の中はすさまじさでいっぱいになりました。
このお話はフィクションなのですが、水中探検家のハイコ・ブレハは実在する人物のようだし、どこからどかまでが本当かということは、わかりませんが、とにかくドキドキしました。
恋愛方面でのお話は、主人公の恋人が上手にお箸を割ることができなくて、主人公がアドバイスをして上手に割れるようになれた事。そのアドバイスには実は根拠がないこと。そして根拠がなくてもアドバイスされた方法で、お箸を割り続ける彼女が可愛らしい。
私も主人公と同様に、好きになった人の顔がうまく思い出せないんですが、明日も顔を見たいために思い出す事ができないというのは、ステキだなぁと思いました。
ディスカスが好きな人は、人の5倍は楽しめる本だと思います。
ちなみに「アジアンタムブルー」は、私はダメでしたが、永遠について深く考える人や宇宙の果ての果てを考えると眠れないようなナイーブな人は、きっとツボに入ると思います。
恋愛小説において、どちらかが死んでしまったら、そりゃぁ美談になって基本あたりまえでしょーと思っている私は、誰も死なないけど、ぐっとくるお話が読みたいです。
大崎 善生さんの作品を読むのは、これで3作目です。
一番はじめに読んだ「パイロットフィッシュ」が良かったので、続いて「アジアンタムブルー」を読みました。
ですが、「アジアンタムブルー」はアクアにシャガール等、私の好きな要素はたくさん出てきたものの、私にはとにかくナイーブでロマンチックすぎてシラケてしまいました。ですので感想もなかなか書く気になりませんでした。
結局書きませんでしたが。
この「ディスカスの飼い方」も読もうかやめておこうか迷ったのですが、読み出したら面白くていっきに読めてしまいました。
こちらもナイーブな男性が主人公の作品なのですが、ディスカスの飼育メインで恋愛がちりばめられたお話です。
読んだ3作品の中では、この作品が一番面白かったです。
ディスカス好きのモテ系水槽男子?それともディスカスき○がいの妄想男子ともとれる主人公のギリギリの感じが良かったです。
ブラインシュリンプも孵化させたことのないような私ですが、ペーハーがどうのこうのだとか、バクテリアがどうだとかいうことも楽しみながら読むことができました。
特に興味深かったのは、水中探検家のハイコ・ブレハのお話です。
少しネタバレいなってしまいますが、ハイコ・ブレハの足の件は私が書くとこうなります。
足に寄生虫あがってきたから火であぶって、それでもまだダメなので大鎌で足バーン、火の中ドーン!
ごっつええ感じの放送禁止になったコントのように、私の頭の中はすさまじさでいっぱいになりました。
このお話はフィクションなのですが、水中探検家のハイコ・ブレハは実在する人物のようだし、どこからどかまでが本当かということは、わかりませんが、とにかくドキドキしました。
恋愛方面でのお話は、主人公の恋人が上手にお箸を割ることができなくて、主人公がアドバイスをして上手に割れるようになれた事。そのアドバイスには実は根拠がないこと。そして根拠がなくてもアドバイスされた方法で、お箸を割り続ける彼女が可愛らしい。
私も主人公と同様に、好きになった人の顔がうまく思い出せないんですが、明日も顔を見たいために思い出す事ができないというのは、ステキだなぁと思いました。
ディスカスが好きな人は、人の5倍は楽しめる本だと思います。
ちなみに「アジアンタムブルー」は、私はダメでしたが、永遠について深く考える人や宇宙の果ての果てを考えると眠れないようなナイーブな人は、きっとツボに入ると思います。
恋愛小説において、どちらかが死んでしまったら、そりゃぁ美談になって基本あたりまえでしょーと思っている私は、誰も死なないけど、ぐっとくるお話が読みたいです。
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