僕の好きな人が、よく眠れますように  中村 航

内容紹介 アマゾンより
「好きになることとは、こんなにも巨大なことだったのか」北海道から僕の通う大学院にやってきた、魅力的なゲスト研究員。だが、彼女はすでに既婚者だった…。やがてどうしようもなく抑えられない二人の恋の行方は―


中村 航さんの作品をはじめて読みました。

これは2009年6月にして、早くも私の中で今年一番面白かった小説になってしまうんではないかと思います。
いやぁ、ヒットどころじゃなく満塁ホームランでした!

言葉のチョイス、そして登場する愛すべきキャラクター達。
とっても、好きすぎです。
小説を読んでいて声を出して笑う事は滅多にないんですが、この小説は何回もきました。
思わず、声が出ちゃうよっ!

美男美女を彷彿とさせる美しくクールで儚い物語がもいいですが、そういう小説を読むと、遠いよ!遠い!これは、遠い銀河での出来事なのかい?!と思ってしまう私にとって、この小説は登場人物が凄く身近に感じられたということと、人を好きになるという事は、そうでした!こういう事でした!と再認識させてくれる本です。2人の好き好き会話も絶妙。

「~かしら。」と語尾に付ければ全部、思わせぶりになってしまうというお話も凄くツボに入りました。

スキヤキは、あまり好きじゃないのですが、この本を読んでいたら久しぶりにスキヤキが食べたくなってしまいました。
「俺はスキヤキの為だったら、人だってコ●スよっ!」っと言っていた、登場人物の木戸さんとかぶったバイト先の先輩のこと思い出しました。
神料理なんですね。

とにかくツボに入った一冊でした。

しゃなななななななななっ、にぃーっ
だけで、何のことかわかってしまうメタルファンのそこのアナタもぜひ!
この本にウエルカムされてみて下さい。

中村 航さんの別の作品もぜひ読んでみたいと思います。

他のタイトルも、面白いのかしら?

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