純平、考え直せ

2011年6月8日 読書
純平、考え直せ  奥田英朗

うーーーーん。
何か読みたい本ないかなぁ。今、これっていう本ないしなぁって時には、自虐的だけど笑えて読みやすい奥田英朗さんの作品もしくは、重松清さんの作品で感動するパターンが多い私です。
今回は表紙を見ただけで、ちょっと笑えたので奥田英朗さんの作品を読んでみました。
表紙通りのチンピラ任侠モノです。

出版社からの内容紹介
坂本純平、21歳。埼玉県東松山市出身。
新宿・歌舞伎町のチンピラにしてみんなの人気者。
心酔する兄貴分の命令は何でも聞くし、しゃべり方の真似もする。女はちょっと苦手だが、困っている人を見るとほうっておけない。
そんなアナクロな純平が組長から受けた指令、それは鉄砲玉(暗殺)。
決行までの三日間、自由時間を与えられた純平は羽を伸ばし、さまざまな人たちと出会う。
しかしその間、携帯サイトではなんと「純平」に関するスレッドが立ち、ふらちな書き込み合戦が白熱していく──。

気軽にサラリと読むことができました。
殺される人間は、人を殺す人間よりも価値が高い。
脇役が主役になるような劇的な何かはありませんでしたが、あたりまえが切ない作品でした。
純平のキャラは良かったので「純平、後悔してないか?」なんて続編出ないかなぁと密かな欲望を抱いておくことにします。


一期一会。

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