晴天の迷いクジラ  窪 美澄

これはエロ小説ですか??なんて思いながら読み進めていくうちにどんどん引き込まれていった前作でデビュー作の『ふがいない僕は空を見た』が、とても面白くてぜひぜひ読んでみたいと思っていた窪 美澄さんの2作目です。

疲れ果てた末に死を意識した3人が向かう場所とは・・・。

過労と失恋で心が病み心療内科に通う倒産寸前のデザイン会社に勤務するの青年。大きく暗い過去を抱えるデザイン会社の女社長。母親の過度の拘束と束縛に苦しむ少女。

読み始めて30ページ目くらいで、もうすでに話が重いんですけど・・・・・。なんて思いながらも読んでしまったⅠ・ソラナックスルボックス。
なんだか胸がいっぱいになって休憩してから残りを別の日に読みました。
あとはいっきにダダっと読めてしまいました。
前作もそうでしたが、描写が絶妙にリアルなんですよね。
今回もまた、世界に引き込まれてしまいました。
自分の方向性を見失いそうな時に読んでみるとスッキリとした気分になる本かもしれません。

ふがいない僕は・・・は映画化されるらしいですね。こちらも楽しみです。

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