星に願いを、月に祈りを 中村航

ゆっくり大切に読ませて頂きました。

よくカッコ良すぎて死ぬとか、かわいすぎて死ぬとか言いますが、こちらは、優しすぎて死ぬ。そんな気分になりました。

だらだらと優しい訳ではなくて、決別ではないけれども、けじめある優しさがまたなんともぐっときます。
余韻引きずるちょっと寂しい気分にもなるんですけれど。

例えば、お目当ての人が、2次会に顔を出してスグ帰ってしまうみたいな。
もうちょといて欲しいけど、帰ってしまうから更に印象に残るみたいな・・・。
書いていてよくわからなくなってきたので、もうやめときます。

さぁ、物語は小学生が夜に抜け出して蛍を観にいく出来事からはじまります。
星空に流れるラジオ。
科学的なお話や哲学的なお話も出てきて、一度読書の手を止めて頭の中でゆっくり整理したりしました。そんな時間もまた読書タイムの一環として楽しませて頂きました。
DJサトザキ宇宙さんの「嘘つきなうさぎくんと真っ黒なカラス」のお話にも胸が熱くなりました。
全部別物のようで、メビウスの輪のようにお話が繋がってリンクしていきます。

中村航さんの言葉のチョイスとセンスは逸品。
好きだわぁ~といちいち思いながら読ませて頂きました。笑
読み終わってすぐに、またはじめから読みたくなるまさにメビウスの輪のような一冊です。
近いうちに読みなおしてしまうと思います。


最後に、声に出して言いたい『ブラジル人のミラクルビラ配り』

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